双子のヤギ「家族だよ」 南城市の保育園


社会
この記事を書いた人 志良堂 仁
世話に奮闘している年長組の園児らと、子ヤギのドリー・ぴょん君。奥に隠れているのは母ヤギのしずか=20日、南城市大里のあおぞら保育園

 【南城】南城市大里のあおぞら保育園(仲原りつ子園長)で、今月1日に生まれた双子のヤギを園児20人が世話している。甘えん坊でそばを離れない子ヤギの頭をなでながら、園児たちは小屋の中を掃除したり、「いっぱい食べて大きくなって」と草を集めて食べさせたりしている。池宮城あい子ちゃん(5)=南城市=は「私たちの新しい家族なんだ」と自慢げに話し、顔をすり寄せて喜んだ。

 園で飼っている母ヤギの「しずか」が1日夕に出産した。園児の提案で「ドリー」「ぴょん君」と名付けた。
 「ドリー、きれいにしてから遊ぼうね」「ぴょん君、ご飯の上に乗っちゃ駄目だよ」。園児たちは草むしりをして餌をあげたり、小屋の掃除も水を流したりほうきで掃いてきれいにしたりするなど、かいがいしく世話をしながら一緒に遊んでいる。【琉球新報電子版】