県憲法普及協議会の高良鉄美会長らが21日午後、県議会内で会見し、29日午前11時から、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で「辺野古新基地建設阻止!共謀罪廃案!4・28県民屈辱の日を忘れない県民集会」を開催すると発表した。辺野古新基地建設に反対し、現在国会で審議中の共謀罪の廃案も訴える。2千人以上の参集を目指し、翁長雄志知事へも参加を呼び掛ける。
1年前に起こった米軍属女性暴行事件の被害者への黙とうも予定している。参加者には喪に服する意味で黒い衣服の着用を呼び掛ける。
21日に実行委員会が発足し、高良氏が実行委員長に就任した。高良実行委員長は「辺野古での反対運動が共謀罪に真っ先に関係してくる。廃案をテーマにしたい。その大もとは(1952年の)4月28日で憲法から切り離された沖縄という状態がある。その屈辱の日を忘れないでと集会を持ちたい」と開催趣旨を語った。
実行委は現地に行くためのバスの手配も検討している。問い合わせは、事務局の沖縄平和運動センター(電話)098(833)3218。【琉球新報電子版】