宮古島トライアスロンへ意気込み 招待選手共同会見


この記事を書いた人 平良 正
本番へ向けて、レース展開や意気込みを語る男女有力選手たち=21日、宮古島のJTAドーム宮古島

 【宮古島トライアスロン取材班】第33回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市、琉球新報社)に出場する8人の招待選手は21日、JTAドーム宮古島で共同記者会見を行い、レース展望や意気込みなどを語った。スイム3キロ、バイク157キロ、ラン42・195キロの過酷なレースで優勝を目指す選手らはあと2日に迫った本番に向け、落ち着いた表情ながら、静かに闘志を燃やしていた。

 昨年の王者で3連覇の懸かる戸原開人(28)=神奈川=は「とても強い選手が集まり、厳しい大会になる。優勝目指してベストを尽くしたい」と表情を引き締めた。

 今大会で現役引退を表明している酒井絵美(37)=群馬=は「トライアスロンをやりたいと思ったきっかけの大会で、とても思い入れのあるレースだ」と語り、「昨年のタマラ・コズリナ選手のように引退レースで優勝できるようにチャレンジしたい」と意気込んだ。

 アイアンマンニュージーランド大会で、12回優勝した実力者キャメロン・ブラウン(44)=ニュージーサンド=は「日本のレースはけっこうタフになることが多く、天候も暑くなりそうなのでとても挑戦的なレースになる」と予測した。

 第32回大会で県勢1位となった山本真二(35)は「強化してきたランと暑さに強いところがストロングポイント。暑い日になるよう祈ってしっかりと走りたい」と意欲を示した。