うるま市長選、島袋氏3選 山内氏に5700票差


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3期目の当選を決め、支持者らと万歳をする島袋俊夫氏(中央)=23日午後10時38分、うるま市みどり町の選挙事務所(諸見里真利撮影)

 任期満了に伴う、うるま市長選は23日投開票され、無所属現職の島袋俊夫氏(64)=自民、公明推薦=が3万1369票を獲得し、無所属新人で前県議の山内末子氏(59)=社民、共産、社大、自由、民進推薦=に5753票差をつけて3期目の当選を果たした。
 投票率は60・70%で、8年前の前回(62・55%)より1・85ポイント下がった。
 市長選では経済振興や子育て支援、失業率改善や所得向上などが問われた。島袋氏は、経済振興を中心に中城湾港新港地区への企業誘致や「市民協働のまちづくり」を掲げ、市政継続を訴えた。
 今回の選挙は、1月の宮古島市、2月の浦添市と続く市長選と同様に翁長県政と政府与党との“代理戦”の様相を呈していた。島袋氏を推した自公は、来年1月の名護市長選や冬の県知事選に向け弾みをつけた。
 島袋氏は前回の選挙戦と同様に自公の支持層を固めたほか、出身地で大票田である具志川でも票を積み上げた。
 当日有権者数は9万4629人(男性4万6953人、女性4万7676人)。投票総数は5万7439。有効投票数は5万6985、無効票は454。

支援者冷静に票積んだ結果
 島袋俊夫氏の話 支援者に心から感謝する。市民の良識が問われる選挙だった。多くの支援者が冷静に、着実に一票一票を積み上げた結果だ。12万2千市民の期待を、夢を、必ず実現してみせる。