「オール沖縄、現実と違う」 うるま市長選受け菅長官


この記事を書いた人 松永 勝利

 【東京】菅義偉官房長官は24日午前の会見で、うるま市長選で政府・与党が支援した現職の島袋俊夫氏(64)が3期目の当選を果たしたことについて「(県内)11市のうち9つが翁長県政に否定的で、オール沖縄という言い方が現実と全く違っている」と述べた。11市のうち那覇、名護を除く9市の保守系首長が翁長雄志知事と距離を置いていることを念頭に、翁長氏を強くけん制した。
 菅氏は「チーム沖縄」として結束する9市長について「国にご理解をいただいていることに大変心強いものがある」と強調した。
 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設への影響については、最高裁判決などに触れて「決着はついたと思っている」と述べ、政府方針に変わりはないとの認識を示した。【琉球新報電子版】