環境配慮のEVをキングスに 琉球日産、3年無料貸し出し


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キングスの安永淳一取締役(中央)と田代直希選手(左から2人目)に「e-NV200」の琉球日産の仲井間宗雄常務(同4人目)ら=24日、北谷町伊平の琉球日産自動車北谷店

 琉球日産自動車(浦添市、仲井間宗仁社長)は24日、電気自動車(EV)「e-NV200」をプロバスケットボールの琉球ゴールデンキングス(宜野湾市、木村達郎社長)に3年間、無料で貸し出した。琉球日産は温暖化につながる二酸化炭素(CO2)排出を抑えるEVの普及で地球環境への負荷軽減や、災害時の対応を進めるため、自治体などにEVを提供している。

 キングスは県内で開催しているバスケットボールアカデミーや地域活動イベントへの移動にEVを使い、普及活動を行う。24日に開かれた名護市でのアカデミーでも利用した。琉球日産北谷店であった貸与式で田代直希選手は「静かで走りだしも軽やかだった。環境に優しいe-NV200の良さを伝えたい」と述べた。

 ガソリンを一切使わず排ガスの出ないe-NV200は、災害時には「動く蓄電池」として、避難所の非常用電源にも使える。貸与式でもマイクや音響機器の電源に使った。25日にはアクト総合サービス(浦添市、伊地保雅社長)にも貸し出される。