今年1月中旬から北大東島に移住した垣沼翔太さん。釣り好きな彼には北大東の海は魅力的で時間があれば竿(さお)を出している。
3月10日も仕事が終わって午後5時すぎから竿を出した。ポイントは北大東江崎港で、まずは餌となるムロアジを釣って、針に掛けてから仕掛けを流した。
午後6時、150メートルほど流したところでいきなりのヒット。竿に重さが加わったが、リールから糸を出すほどの引きではない。沖で釣れるマグロは下へ下へと引くが、陸から掛けたマグロは引かないというのがこの島での定説。重量感はあるが、ジリジリとリールが巻ける。途中何度か抵抗するが30分ほどで足元まで寄せることができた。近くの釣り人からギャフを借り、引き上げたのが36キロ、県記録の大物だった。
4月16日、GFG沖縄地区青年部フカセ釣り大会が開催された。期間中3種の魚種を釣った人を優先して総重量を競う大会で、主な結果は次の通り。(敬称略)
1位 赤嶺卓哉 4.96キロ
2位 川端勝己 4.71キロ
3位 玉城晃 4.17キロ
特別賞 百次仁弥 タマン72.5センチ・5.8キロ
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)