沖縄県、本年度観光目標950万人 外国客好調で8%増


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 翁長雄志知事は28日、2017年度の入域観光客の目標値を950万人に設定すると発表した。前年度比で73万人、8・3%の増加を目指す。国内客は前年度比3・2%増の685万人、外国客は前年度比24・4%増の265万人とした。

 海外航空路線での入域客は前年度比12%増の160万人、クルーズ船などの入域客は前年度比50%増の105万人と、外国客の大幅増を見込む。

 入域観光客の目標値を8%超に設定したのは、クルーズ船の寄港予定回数が前年比で30%増の502回と大きく伸びるほか、国内外の航空路線も前年度を上回る予定があることを理由に挙げている。

 国内客は航空路で前年度比3%増の680万人、海路で前年度比25%増の5万人とした。

 目標達成に向け、県は夏の臨時便就航や、繁忙期に限られる大型機使用を通年化するよう航空各社に働き掛ける。21年度の目標値1200万人達成に向け、誘客戦略、受け入れ態勢整備を展開していく。

 翁長知事は「1200万人達成に向けて、官民一体となりプロモーションを展開するとともに、人材育成や2次交通、宿泊機能の拡充・強化など、受け入れ体制の強化に取り組む」と述べた。

 観光収入の目標値は6月以降に発表する予定。