ヤギ食べ、触れ合いも 石垣で初の山羊まつり


社会
この記事を書いた人 志良堂 仁
触れ合いコーナーで子ヤギにミルクをあげる子ども=30日午前10時ごろ、石垣市総合体育館南側広場

 【石垣】ヤギ文化の継承や新たなヤギ肉ブランドの確立を目的に、「第1回石垣島山羊まつり」(市山羊生産組合主催)が30日、石垣市総合体育館南側広場で開催された。石垣市制施行70周年記念事業の一環。来場者はヤギと触れ合ったり、ヤギ汁やヤギそばを頬張ったりして、まつりを楽しんだ。闘山羊(ヒージャーオーラセー)も行われ、会場を盛り上げた。

 まつりに参加、使用されたのはすべて石垣島産のヤギ。優良ヤギ約20頭の展示もあったほか、ステージでは琉球國まつり太鼓のエイサーや地元高校生のダンスなどが披露された。
 市山羊生産組合の宮國文雄組合長は「石垣島のヤギは海風が吹いて塩分・ミネラルが豊富な草で育っているので良質だ。市場も拡大していきたい。ヤギを身近に感じてもらうため、触れ合いの場も多く作っていきたい」と話した。
 会場には家族連れを中心に朝から多くの市民・観光客らが足を運んだ。子どもたちは触れ合いコーナーや展示された優良ヤギに草やミルクをあげるなどして、ヤギとの交流を楽しんだ。子ヤギに触ったり、草をあげたりした砂川よつ葉ちゃん(3)は「初めて触ったけれども、かわいかった。小さいから怖くなかった」とにっこり話した。【琉球新報電子版】