「優勝旗持ち帰る」 古蔵中生ハーリーに熱 きょうから那覇ハーリー


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
廊下に並び、掛け声とともにハーリーのかいさばきのタイミングを合わせる古蔵中3年の生徒ら=1日、那覇市の古蔵中学校

 第43回那覇ハーリー(同実行委員会主催)が3日から那覇市港町の那覇港新港ふ頭で開かれる。5日まで。3日の中学生の部に出場する那覇市立古蔵中学校3年生は、今回から朝練に加えて、昼休みにかいさばきの動きを合わせる“昼練”を導入し、優勝を目指す。女子キャプテンの呉屋はるかさん(14)は「古蔵に優勝旗を持ち帰りたい」と闘志を燃やした。

 古蔵中からは3年生約120人が男女各2チームを結成し、レースに臨む。午前7時から校内のプールサイドに並び、水をかく練習をする“朝練”と、昼休みに廊下に並び、手ぶりのみでかいさばきの動きを合わせる“昼練”を4月から毎日続けている。全学年の教員らもサポートする。

 3年の体育担当の又吉弦貴(つるき)教諭(53)は「集中力や団結力も上がって、ハーリー以外の活動にも相乗効果が出ている」と生徒らの成長に目を細めた。

 3日は中学生・一般のハーリー競漕(きょうそう)、4日は爬竜船(はりゅうせん)の体験乗船、5日は午後4時40分から御願(うがん)バーリー、本バーリーがある。

 メインステージではお笑いショーやライブがあるほか、午後8時40分からは打ち上げ花火がある。主催者は公共交通の利用を呼び掛けている。

 問い合わせは市観光案内所(電話)098(868)4887。