古里・普天間で共演 フィフスエレメンツと比花知春


社会
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大人の色気が漂う声で歌うフィフスエレメンツのユウ(左)とアーラ=4月9日、宜野湾市普天間のキッチンバー「RIPPLE」
透明感のある爽やかな声で歌う比花知春

 2人組ボーカルユニット5th Elements(フィフスエレメンツ)とシンガー・ソングライターの比花知春(ひがちはる)によるツーマンライブ「スペシャルアコースティックライブ~This is my home town~」が4月9日、宜野湾市普天間のキッチンバー「RIPPLE」であった。フィフスエレメンツのアーラと比花は共に普天間出身。アーラとユウの大人の色気を放つR&Bの歌と比花の透明感のある爽やかな声が古里の地に響いた。

 フィフスエレメンツは自ら命を絶った友人に宛てた歌「会いたい」を披露。アーラは歌う前に「歌う時、いつも天国から降りてきて聴いているんじゃないかなと思う」と熱く語った。そのほか両親への感謝の気持ちを込めた「Song For You」、昨年12月の新曲「Wedding Song」などを歌った。

 比花はギターの弾き語りで「大きな風’16」や「いちばん星」を披露。ギターを爪弾きながら風が通り抜けるような高い声で観客を和ませた。

 比花がダンスと歌で人生が変わったことを歌詞にした新曲「光」では、故郷の地でこれまで積み重ねてきたことを思い歌った。そのほか「南風」では沖縄の自然に対する気持ちを込めながら歌い上げた。

 比花は「生まれ育った普天間で歌うことができてうれしかった。これからも沖縄でたくさん活動していきたい」と語った。