夢実現へ学業まい進 琉球新報給付型奨学生、赤嶺さん(琉大)ら選定


社会
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富田詢一社長(左)から奨学生証書を受け取る赤嶺佳帆さん=10日、那覇市の琉球新報社

 大学進学を目指す生徒を対象とした「琉球新報給付型奨学金制度」の2017年度奨学生が決まり、10日、那覇市の同社本社で奨学生証書授与式が行われた。富田詢一社長から証書を受け取った赤嶺佳帆さん(18)=うるま市在住=は感謝の意を述べ、「教員になる夢を実現するため、一生懸命勉学に励みたい」と意気込みを語った。

 赤嶺さんは今春、与勝高校を卒業し、琉球大法文学部に入学した。書道部にも所属し、作品制作にも意欲的に取り組んでいる。「毎日が楽しい」と目を輝かせる赤嶺さんは「後輩の見本となれるよう与えられた機会を大切に、充実した学生生活を送る」ことを誓った。

 給付型奨学金制度は経済上の理由によって大学進学が困難な生徒を支援するため、16年に設立。奨学生には大学在学期間中、毎月5万円を支給する。第1回目の本年度は応募者31人の中から、赤嶺さんと県外大学に進学した男子生徒が選ばれた。