5月22日にスイスのジュネーブで開幕する世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)に関し、台湾に招待状が届いていないことが明らかになった。
これに対し、台湾当局は大きな遺憾の意と不満を表明。台湾を排除することは、国際的な衛生問題や防疫にとって予測不能の影響が出るとしている。また外交部(外務省に相当)は、開幕までに招待状を受け取れるよう、あらゆる努力を講じることを表明した。
蔡英文総統は、WHAに参加できるか否かは、台中関係の重要な指標となるとし、台湾をWHAから排除することは、WHOの基本原則に反するとする声明を発した。
さらに、台湾で対中国政策を主管する大陸委員会も強く抗議の意思を示し、北京の圧力に屈せず、引き続き国際社会に訴えたいとしている。