来季の活躍誓う キングスが今季報告


この記事を書いた人 松永 勝利
シーズンの結果報告で琉球新報を訪れた琉球ゴールデンキングスの(右から)安永淳一取締役、金城茂之選手、田代直希選手=18日午前11時28分ごろ、那覇市天久の琉球新報本社

 バスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスの安永淳一取締役と金城茂之選手、田代直希選手が18日午前、那覇市天久の琉球新報社を訪れ、チャンピオンシップ(CS)準々決勝で惜敗した今季を報告した。

 キングスはレギュラーシーズンを29勝31敗で終えた。最終の大阪戦で大逆転を決め、Bリーグ元年にCS出場という成果を残した。安永取締役も「タフなシーズンだったが、キングスのやることが通用し、互角に戦えることが分かった」と話した。
 一方で勝率が5割を下回ったことについては「厳しく受け止める。さらに強くなり、県代表チームとして恥ずかしくないよう、前向きにやり続ける」と、ファンの期待に応える思いを語った。

 「沖縄をもっと元気に」をコンセプトにさまざまな企画に取り組み、bjリーグ時トップクラスの観客数を誇ったキングス。Bリーグ開幕後もバスケファンのすそ野を広げる取り組みを継続している。

 安永取締役は「バスケがより大衆化し、新しいお客も試合に足を運んでくれている」と話し、多くのファンの支援で事業も成長していることも付け加えた。

 同日、琉球新報社の社員に出迎えられた金城茂之選手は「結果を求められる中で試合(三河戦)に負けたが、多くの方に感動してもらえた」と述べ、来季の活躍を誓った。

 今季からキングスに加入した田代直希選手は「多くのファンの前で思い切りよくいいプレーができた。ファンに喜んでもらえるよう、強くなりたい」と意気込んだ。【琉球新報電子版】