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【糸満】旧暦5月4日(ユッカヌヒー)のハーレーの季節の到来を告げる鉦(かね)打ちが22日午前5時45分ごろ、糸満市糸満の山巓毛(さんてぃんもう)で行われた。冷たい雨が降る中、うっすらと夜が明けた糸満の街に、鉦の音が高らかに響き渡った。
鉦打ちは毎年、旧暦4月27日に行われる。昔からハーレー鉦が鳴ると梅雨が明けるとも言われている。
今年は金城宏行事委員長(糸満漁協組合長)が体調不良のため、東恩納博行事副委員長(糸満漁協理事)が代役を務めた。
拝願バーレーに参加する西村、中村、新島の3村のうち、今年は緑色の中村のハーレーギン(衣装)を着た東恩納副委員長が、東から南、西、北に向かって鉦を打ち鳴らした。東恩納副委員長は「伝統あるハーレー行事の発展と航海安全、無事故、大漁を願ってたたいた」と話した。
糸満ハーレーは29日午前9時15分から糸満漁港中地区で開催される。同日午前8時からは、糸満市名城でもハーリーがある。【琉球新報電子版】