経済

JAおきなわ、総利益9年ぶり200億突破

 JAおきなわ(大城勉理事長)は24日、2017年3月期決算を発表した。企業の粗利益に当たる事業総利益は、信用、共済事業の伸びで前年比2・39%増の202億6100万円となり、9年ぶりに200億円を超えた。一方、経常利益は昨年あった一過性の事業外収益がなくなったことが響き、41・44%減の17億3900万円で増収減益となった。

 売上高に当たる事業収益は0・8%増の812億6600万円、純利益に当たる当期剰余金は33・94%減の16億1800万円だった。
 粗利益に当たる事業総利益を部門別に見ると、信用、共済事業はマイナス金利の影響で運用益は減ったが、信用事業では農家の所得の伸びで貸し倒れ引当金など与信費用が減少し、3・03%増の86億2600万円となった。共済事業は自動車共済など短期共済の取り扱いが伸び、6・79%増の38億7800万円だった。
 一方、経済事業は肥料や農薬などの生産資材の価格低減策を実施したことなどが響き、0・49%減の79億9100万円となった。
 経営の健全性を示す不良債権比率は0・42ポイント減の2・86%となり、初の2%台となった。自己資本比率は0・56ポイント減の10・73%となった。
 来期はマイナス金利の影響で信用、共済事業は粗利益が減少する見通しだ。経済事業は農家の生産拡大に伴い資材需要も拡大するとし、事業総利益は204億5200万円、経常利益は19億2100万円の増収増益を見込んだ。【琉球新報電子版】