雨の中、小中学生が力強く 糸満で少年少女ハーレー


この記事を書いた人 志良堂 仁
雨の中、力強い櫂さばきを見せる子どもたち=28日、糸満市の糸満漁港中地区

 【糸満】旧暦5月4日のユッカヌヒーに航海安全と豊漁を祈願する伝統行事「糸満ハーレー」が29日に糸満漁港中地区で開催される。28日には、同漁港で少年少女ハーレーと門中ハーレーが行われ、小雨が降る中、市内の小中学生らが力強くエーク(櫂=かい)をこいだ。あいにくの雨で決勝は行わず、タイムレースで順位を決めた。

 今年で2回目の参加となった玉城琉海(りゅーま)君(10)=糸満小学校5年=は一番エークを務め、「2週間前から週2回、練習した。今日はみんなばっちりそろって100点だった」と笑顔を見せた。
 29日は午前10時から糸満の古い集落「西村」「中村」「新島」のハーレーシンカ(こぎ手)による御願バーレーが行われる。糸満市名城や八重瀬町港川、南城市奥武島など各地でハーリーが開かれる。【琉球新報電子版】