夏のはがき「かもめーる」販売開始 10円値上げで62円


この記事を書いた人 松永 勝利
テープカットをする日本郵便の関係者や那覇市内の保育園児代表ら=1日午前、那覇市壺川の那覇中央郵便局

 暑中見舞いや残暑見舞い用のくじ付き郵便はがき「かもめーる」の販売が1日、全国の郵便局で始まった。8月25日まで。日本郵便沖縄支社(那覇市、本間裕二支社長)は1日午前、那覇市壺川の那覇中央郵便局で販売開始式を開き、かもめーるを購入した先着50人にゴーヤーやニンジン、ジャガイモなどの野菜をプレゼントした。近隣の保育園児らも販売開始式に参加した。
 日本郵便は全国的に人件費が増える中、採算性を改善するために、1日からはがきの値段を従来の52円から62円に値上げした。かもめーるも同額となる。
 今年は全国で2億1270万4千枚、県内では199万2千枚を発行する。無地のはがきのほか、花火や金魚などの絵入りはがきも販売している。購入者は、くじの抽選で現金1万円(6381本)やクオカード千円分(2万1270本)が当たる。抽選は9月4日に行われる。
 那覇中央郵便局の與那原健三局長は「プライベートでお世話になった方々や遠く離れて会えない友人、ビジネスでの販売促進など、広く利用していただければと思う」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】