教育
船乗りの「卵」日誌 ~沖水生 太平洋で学ぶ~

沖水生オーストラリアへ出発 実習船、40日間の航海へ

在校生が航海実習の安全を祈願して踊る「スタンバイ」で見送られる沖縄水産高の生徒ら=9日午前10時半すぎ、糸満市の糸満漁港

 沖縄水産高(糸満市)の実習船「海邦丸5世」(499トン)が9日午前、糸満漁港から遠洋航海実習に出発した。40日間の実習でオーストラリアまで航海する。生徒らは集団生活をしながら操船技術やマグロのはえ縄漁を学ぶ。白地に黒い線が入った乗船服に身を包んだ生徒ら48人を在校生や家族らが見送り、安全と充実した学びを願った。岸壁では見送りの1、2年生が上半身裸になり、水をくみ出す動作を繰り返す「スタンバイ」という踊りで航海の安全を願った。


在校生や家族に見送られ40日間の航海実習へ出港する沖縄水産高の実習船「海邦丸5世」=9日午前11時、糸満市の糸満漁港

 参加するのは海洋技術科の船長コース、機関長コースの3年生29人と専攻科の漁業科、機関科の1年生18人の計47人。オーストラリアのケアンズに寄港する以外はほぼ外洋を航海し、操船や漁業に必要な知識や技術を習得する。卒業生は漁業や海上輸送を担う船員となり、海洋技術科は4年連続、専攻科は12年連続で就職率100%を誇る。

 生徒を代表して海洋技術科3年の山下青空(あおく)さんは「航海技術をしっかり学びマグロをたくさん捕りたい」と意気込んだ。【琉球新報電子版】