比嘉大吾が王座ベルト肩にがい旋 那覇空港に到着


この記事を書いた人 松永 勝利
那覇空港に到着し、歓迎を受けるWBC世界フライ級王者の比嘉大吾選手(左)と具志堅用高会長=9日午後0時12分、那覇空港到着ロビー

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座に就いた浦添市出身の比嘉大吾選手(白井・具志堅スポーツジム、宮古工高出)が9日正午、那覇空港に凱旋(がいせん)した。
 チャンピオンベルトを左肩に担いだ比嘉選手はジムの具志堅用高会長と一緒に到着ロビーに現れ、ファンや関係者、観光客ら約100人から指笛と拍手で出迎えられた。
 歓迎式では比嘉選手は多くの出迎えに「こんなに集まっていただき、沖縄に生まれて良かったと思いました」と笑顔で語り「世界チャンピオンになって会長とトレーナーと一緒に沖縄に帰るのが夢だった。これから、もっと有名なチャンピオンになりたいと思うので、応援よろしくお願いします」とあいさつした。
 具志堅会長は41年前に自身が世界チャンピオンの時に出迎えを受けた様子に思いを重ね「今回、比嘉大吾をチャンピオンにさせて、一緒に沖縄に帰れることは大変うれしく思う。世界チャンピオンを誕生させたという実感が沸いている」と喜びを語った。
 午後2時からは浦添市役所ロビーで市民栄誉賞授賞式を行い、午後7時からは那覇市のパシフィックホテル沖縄で出身地の浦添市比嘉大吾後援会による祝賀会(参加は締め切り)を開く。
 高校時代を過ごした宮古島市では11日午後4時から、白井・具志堅スポーツジム宮古島応援会(下地恵茂会長)が同市西里大通りから市場通りまでの約400メートルでのパレードを開催する。午後4時半からは市役所平良庁舎駐車場で比嘉から市民への優勝報告会がある。午後7時からはホテルアトールエメラルド宮古島で祝賀会(参加は締め切り)を開く。【琉球新報電子版】