国立博物館誘致へ10月に研究発表会 八重山推進委が総会


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八重山3市町などの委員らが集まり開催された「八重山への国立自然史博物館の誘致に向けた推進委員会」の2017年度総会=5月24日、石垣市役所

 【八重山】東アジアの自然史研究の拠点となる国立自然史博物館を誘致しようと八重山3市町などが2016年6月に設立した推進委員会(委員長・中山義隆石垣市長)は5月24日、石垣市役所で17年度総会を開催した。八重山の小中高生による研究発表会と有識者による講演会を10月に実施するなどとした事業計画を承認した。

 推進委員会は石垣市を事務局に、竹富町や与那国町、商工会や観光・農水産業団体などで構成されている。総会では16年度決算のほか17年度予算などが議案となり、いずれも承認された。

 中山委員長はあいさつで、国頭、大宜味、東のやんばる3村が自然史博物館の設立を目指す推進会議を設置したことに触れ「ライバルではあるが、沖縄に設置しようという思いは一緒なので、連携して取り組みたい」と話した。