沖縄銀行は、観光事業者に特化した課題解決型商談会「おきぎん美ら島商談会」を9日、那覇市の同行本店で開いた。三菱東京UFJ銀行と中小企業基盤整備機構沖縄事務所が共催。県内観光事業31社、12自治体、翻訳やITなど課題解決のサービスを提供する県内外21社の計64社が参加した。
観光業の生産性を高めることで、各分野へのさらなる波及効果も狙う。2016年8月に地方創世で包括連携協定を結んだ三菱東京UFJのノウハウと人脈を生かし、訪日客対応に重点を置いた。
訪日客への販路拡大を狙い訪れた瑞泉酒造の勝連陽子さんは「多言語対応は人では追い付けないので、ソフト関連企業に相談したい」と参加理由を述べた。
沖縄銀行は商談ごとにアンケートを実施した。課題内容を細かく把握し、県や沖縄観光コンベンションビューローなどと共に今後の検証に役立てる。