男子新垣V 女子は親泊頂点 県小学生バド


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 バドミントンの第18回全国小学生ABC大会県予選は10日、宜野湾市立体育館で行い、Aクラス(5、6年)男子は新垣翔太(キクムラジュニア)が2-0で多和田光祐(宮里BC)を下して頂点に立った。同女子は親泊ひまり(キクムラジュニア)が2-1で玉城李音(同)を制して優勝した。Bクラス(3、4年)男子は崎原盛愛(宮里BC)、同女子は儀間咲也菜(那覇ジュニア)、Cクラス(1、2年)男子は新垣洋昇(糸満ジュニア)、同女子は平純空(彩橋シャトル)が栄冠を手にした。

 各クラスで優勝した男女6人は、ダイハツ全国小学生ABC大会(北海道札幌市、8月14~16日)への出場権を得た。

◇持ち味生かし決勝まで完勝 男子A・新垣

男子Aクラス決勝でネット際に落ちたシャトルを返す新垣翔太=10日、宜野湾市立体育館(石井恭子撮影)

 5月の埼玉オープンでベスト5入りを果たし、「自信につなげた」という新垣翔太(キクムラジュニア、北丘6年)が男子Aクラス(5、6年)を制した。持ち味のスマッシュとクリアを武器に決勝まで全て2-0で完勝。「とにかくうれしい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 決勝の第1セットは前の勝負を仕掛ける多和田光祐(宮里BC)に、たびたびネット際に誘われ苦戦しながら競り勝った。ベンチの指示で「高めの遠くを意識して」臨んだ第2セット序盤は、逆にバックからの攻撃に対応しきれず劣勢に。しかし得意の高いクリアから相手をよく観察し態勢の崩れなどを狙い、8-13から一気に追い上げた。

 2年前にBクラス(3、4年)を制して挑んだ全国大会では決勝トーナメントで初戦敗退。自信と力をつけた今回は「ベスト4に入りたい」と目標を高く掲げて挑む。

◇「大会3冠」全国に意欲 女子A・親泊

女子Aクラス決勝 得点を奪って喜ぶ親泊ひまり

 親泊ひまり(キクムラジュニア、大里南6年)がAクラス(5、6年)で優勝し、B(3、4年)、C(1、2年)クラスの制覇に続いて「大会3冠」を手にした。「全国を目標にしていたのでうれしい」と笑顔をはじけさせた。

 熱戦続きで会場の使用終了時間が迫り、決勝は時間短縮で実施された。対戦者は同じチームの玉城李音。体格で親泊を上回り「パワーに押されてミスが増えた」が、ドロップカットに注意して前後を守り切った。1-1で並ぶと、最終はマッチポイント5点のミニゲームとなり「絶対勝つ。やるしかない」と集中。相手にサービスオーバーを多発させ、短期決戦を制した。

 全国ではこれまでは2回とも32強止まりだったが、これを大きく上回る「ベスト8に入れるよう頑張りたい」と意欲を燃やす。