【中国時報】国賓に台湾軽食 蔡総統、晩餐会で採用


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 台湾の軽食(小吃)はかつて夜市や軽食屋で食べるものだったが、今や国賓の晩餐会(ばんさんかい)にも供される。昨年蔡英文総統が国賓に振る舞ったのは客家料理の米麺、小籠包、綿アメであった。

 蒋介石(しょうかいせき)時代は、圓山飯店が唯一の晩餐会会場で、蒋介石が中華料理を好み、宋美齢が洋風を好んだため、当時は別々に出されていた。

 李登輝(りとうき)時代は、経済成長期で、豪華な広東料理が主流であった。

 圓山飯店の陳〓■さんによると、台湾の軽食が晩餐会に採用されたのは陳水扁(ちんすいへん)時代で、台湾の食材が重視され、アワビやフカヒレは出なくなった。

 現在の晩餐会の料理は地元食材を使い、エビでも輸入で二酸化炭素を排出するカナダ産ではなく、台湾産を使っている。

 そして原住民の料理や食材もふんだんに取り入れられている。

※注:〓はリッシンベンに「山」その下に「豆」
※注:■はオウヘンにマダレなしの「廣」