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嘉手納基地であす降下訓練 町は即時中止要請

 【嘉手納】米軍が嘉手納基地で14日にパラシュート降下訓練を計画していることが12日、分かった。14日に伊江島補助飛行場で予定しているパラシュート降下訓練が「気象、海象の状況により実施できない可能性がある」として「嘉手納飛行場で実施しなければならなくなった」と沖縄防衛局に12日、伝えた。同訓練は1996年のSACO合意で、伊江島補助飛行場での実施が決められている。だが、米軍は4、5月の2カ月連続で、嘉手納基地で訓練を強行し、中止を求めている地元は反発している。

 米軍は防衛局に訓練を実施する部隊の降下技術や即応体制を維持するため「訓練日程を変更できず、嘉手納飛行場で訓練を実施する必要がある」と説明した。一方、米軍は嘉手納町に対しては訓練の詳細な内容を明かさないまま「伊江島で訓練ができなかった場合、嘉手納飛行場で訓練する可能性がある」と通知。町は訓練中止を要請した。

 日本政府は5月、米軍の降下訓練を巡り「例外的な場合に限って」嘉手納基地での実施を容認する閣議決定をした。

 防衛局は14日の降下訓練について「例外的な場合に該当するとの判断には至っていない」とした。3カ月連続の訓練には「大変遺憾である」と述べた。日米間で訓練の在り方について議論を進めている中での訓練の強行実施に「(議論している間は)嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練を控えるよう、引き続き米側に申し入れる」と話した。