「大田さんの反戦の思い引き継ごう」 辺野古新基地で座り込み市民


この記事を書いた人 松永 勝利
土砂降りの雨の中、ゲート前で座り込む市民=14日午前10時20分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古での新基地建設で14日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前には土砂降りの雨の中、約120人の市民が座り込み「子や孫のために絶対に新基地を造らせてははならない」と声を上げた。12日に死去した元県知事の大田昌秀さんに対して、市民から「大田さんの反戦、反基地の思いを県民みんなで引き継いでいこう」との呼び掛けがあった。午前10時半現在、工事関係車両の進入はない。
 キャンプ・シュワブ沿岸部の「K9護岸」の工事現場では、雨が降る中で作業員が現場を確認する様子が見られた。仮設の進入路では重機による鉄板を敷き直す作業が行われた。
 午前10時までに新たな砕石投下は行われていない。海上ではフロート(浮具)やスパッド台船を点検するような作業もあった。【琉球新報電子版】