米軍、降下訓練中止 嘉手納基地 悪天候理由 後日実施の可能性


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 【嘉手納】米軍は14日夜に嘉手納基地で予定していたパラシュート降下訓練を天候不良ため、中止した。米軍から通知を受けた沖縄防衛局が14日午後3時半ごろ、嘉手納町や県など関係機関に連絡した。嘉手納基地は琉球新報の取材に対し「天候不良のために中止した」と説明した。ただ、訓練自体の中止ではなく、後日、実施する可能性がある。

 降下訓練は1996年のSACO(日米特別行動委員会)合意で、伊江島で実施することになっている。

 しかし、米軍は今年に入って、4月と5月の2カ月連続で、嘉手納で訓練を強行した。嘉手納町、沖縄市、北谷町で構成する米軍嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)や県、国は降下訓練を中止するよう求めている。