社会

NPOイルカの勝連、宮城さん 米障がい者会議参加へ 関係団体、支援呼び掛け

プロジェクトへの意欲を見せる勝連文緒さん(左)と宮城英明さん=13日、宜野湾市伊佐の自立生活センター・イルカ

 7月22~29日、米首都ワシントンで開催予定の若手障がい者の国際会議に県内からNPO法人県自立生活センター・イルカから勝連文緒さん(39)と宮城英明さん(36)の2人が参加する。2人は「多くの仲間をつくりたい」「バリアフリーの状況を学びたい」と意気込む。県外の参加者らともインターネット電話「スカイプ」で連携を深めている。

 世界で初めて障がい者差別を禁じたADA法(障がいを持つアメリカ人法)を制定した米国で開催される国際会議は、障がい者リーダー育成と交流を目的としている。2人をはじめ日本各地から当事者と介助者を合わせて40人が参加する。

 聴覚障がい者の勝連さんは2年前、ワシントンで開かれたADA法制定25周年の祭典に参加した。バリアフリー設備の充実と市民が障がい者の自分を分け隔てなく接する姿に「感動した」と振り返る。勝連さんは同祭典では、積極的に声を掛けられなかった反省を生かして今回は「仲間をつくりにいく」と意気込む。

 初渡米となる呼吸器を使用した重度障がい者の宮城さんは「公共交通機関を中心に(米国の)バリアフリーの状況と障がい者の社会活動を学びたい」と抱負を語った。

 一方、国際会議への派遣には重度の障がい者1人当たり約150万円がかかるなど多額の費用が必要となる。すでにTシャツ販売やクラウドファンディングを通して、資金造成を行っているが、資金が十分ではないのが現状だ。日本から若手障がい者を国際会議に派遣するプロジェクト「ADA27 LEAD ON! YOUTH PROJECT」では、寄付などの支援を呼び掛けている。

 寄付などに関する問い合わせは全国自立生活センター協議会(電話)042(660)7747。Tシャツの購入は県自立生活センター・イルカ(電話)098(890)4890。