【中国時報】台湾の子、半数が疲労 児童連調査 長時間教育が要因


社会
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 児童福利連盟が台湾の小中学生の学習状況を調査した「2017年台湾学童学習状況調査報告」を発表した。半数の児童生徒が勉強で疲労しており、さらに1割が「過労」状態であることが明らかになった。

 ある児童は毎日8時間の授業に加え補修、宿題があり、6、7時間しか眠れていない。また別の生徒は授業中に腹痛や下痢をしても、帰宅後遅くまで勉強するため、翌日の授業ではコーヒーを飲んで眠気を覚まし、痛み止めを飲んで授業に出るという悪循環に陥っているという。特に台北(たいぺい)市など大都市の生徒が疲弊しているという結果になった。

 教育部は筆記試験のみに偏らないよう生徒の評価の多元化を進めるが、子どもの疲労は両親の要求基準が高く、他の子どもとの比較を好むことが最大の“元凶”とされる。