攻防白熱 県民歓声 西武-ロッテ戦


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
多くの野球ファンが見守る中、先発した県出身の西武・多和田真三郎投手=28日夜、沖縄セルラースタジアム那覇(又吉康秀撮影)

 プロ野球パ・リーグの埼玉西武ライオンズ―千葉ロッテマリーンズ戦は28日、沖縄セルラースタジアム那覇で行い、延長十一回で、ロッテが4―3で西武を下した。右肩痛による4月末の登録抹消から復帰した西武先発の多和田真三郎(中部商高―富士大出)が六回途中まで好投し、ロッテの伊志嶺翔大(沖尚高―東海大出)は積極的な走塁を見せた。1万4千人余の観客が訪れ、熱戦に大歓声を送った。

 西武が西鉄ライオンズ時代にセ・パ両リーグ通じて県内初の公式戦を開いた1961年以来、西武の県内公式戦は56年ぶり。

 27日は一回に大雨で約1時間中断し、再開したが三回でノーゲームとなっていた。

 那覇市の仲田千春さん(33)と真地小6年の侑眞君(11)親子は28日、西武の応援に駆け付けた。野球をしている侑眞君は多和田の投球に「迫力があってすごい」と息をのんだ。