普天間基地 未明の警報で市長が抗議


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抗議後、取材に応じる佐喜真淳宜野湾市長=29日午後、宜野湾市大山の米軍普天間飛行場大山ゲート前

 【宜野湾】26日未明から早朝にかけて米軍普天間飛行場から周辺市街地にサイレン(警報)が鳴り響いた問題を受け、佐喜真淳宜野湾市長は29日、米軍普天間飛行場を訪れ、基地司令官のピーター・リー大佐に抗議した。抗議を終えた佐喜真市長によると、リー大佐は「ご迷惑を掛けた」と陳謝したという。

 佐喜真市長は原因究明、再発防止のほか、時間帯に関わらずに日米間で情報共有して市や住民に丁寧な説明を行うことを求めた。抜本的な解決策として飛行場の早期閉鎖・返還も抗議・要請文に盛り込んだ。

 一方、松川正則副市長は嘉手納町の沖縄防衛局を訪ね、同様に抗議した。髙木健司局次長は「非常に申し訳なく思っている。すでに原因究明と再発防止を求めているが、さらに申し入れたい」と答えた。
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