被害生々しく 遺品や写真展示 糸満でヒロシマ原爆展


この記事を書いた人 平良 正
被爆した三輪車(銕谷信男氏寄贈)の複製品に見入る人たち=1日、糸満市の県平和祈念資料館

 県平和祈念資料館で原爆をテーマにした企画展が開かれるのは2000年に広島と長崎の原爆展以来2度目だが、広島に焦点を絞った企画は今回が初めて。

 展示会では原爆の熱線などで変形したガラス瓶やビー玉、金属の弁当箱など被爆者の遺品をはじめ、実物資料20点を展示し、原爆の影響を生々しく伝えている。写真パネルや当時を再現した絵で、原爆投下前と直後の広島市内の様子や被害状況、米軍の原爆計画の推移などを紹介している。

 原爆展は8月16日から27日まで沖縄市の沖縄市役所1階ロビーで、9月3日から15日まで石垣市の石垣市民会館でも開かれる。

 問い合わせは広島平和記念資料館啓発課(電話)082(242)7828。