市長選出馬で「報告できるものない」 稲嶺進名護市長


この記事を書いた人 松永 勝利
定例記者会見で市長選出馬について「報告できるものはありません」と明言を避ける稲嶺進名護市長=3日午後、名護市役所

 【名護】稲嶺進名護市長は3日午後、名護市役所での定例記者会見で、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を政府が進める中、来年1月に控えた市長選への自身の出馬について報道陣に問われ「まだ皆さんに報告できるものはありません」と明言を避けた。その上で「(新基地を)建設させないと翁長知事が頑張っている中で(市長に)誰がなろうとも知事を支える役割は地元が担わないといけない」と話した。
 また移設問題が市長選の争点になるかについて「国のレベルにおいても最重要課題と位置付けられている。辺野古問題を抜きに市長選はあり得ない」とした。【琉球新報電子版】