【南城】住民の健康づくりから地域の活性化を目指す南城市つきしろ区に、市で初となる「ゆいまーる拠点カフェ」が発足し、注目を集めている。
カフェ事業に取り組むのは、つきしろ区の健康づくりボランティアサークル「たんぽぽ会」(志喜屋和子会長)。志喜屋会長を中心に平均年齢70代のメンバー22人がお年寄りを招いて手づくり料理でもてなし、交流会を開き喜ばれている。
たんぽぽ会は、会員の1人でつきしろ自治会の自治会長を務める新城辰夫さんと共に、県社会福祉協議会が推進している「ゆいまーる拠点カフェ事業」に申請したところ、これまでの実績が認められ、活動費100万円の補助金交付が決まった。
これを受けて「つきしろカフェ開所式」が6月17日、たんぽぽ会活動の拠点である「友愛の里つきしろ」で開催された。
開所式には南城市の永吉盛哲福祉部いきがい推進課長、宮城正市社会福祉協議会事務局長、新城自治会長、金城文雄老人クラブ佐敷支部長、地元選出の前里輝明市議、たんぽぽ会員らが参加した。
志喜屋会長は「自治会をはじめ多くの事業所の協力を得て、みんなが集い語り支え合えるカフェ事業に取り組んでいく」とあいさつした。
24日には「友愛の里つきしろ」で軽食を取りながら集った。たんぽぽ会は毎月2回、カフェを開催する予定で、多くの参加を呼び掛けている。(知花幸栄通信員)