沖縄県警機動隊１２人　九州に救助派遣

　九州北部の大雨被害を受け、沖縄県警は８日から救助活動のために機動隊員ら１２人で構成する広域緊急援助隊特別救助班を現地に特別派遣する。７日朝、那覇市泉崎の県警本部で出発の報告があった。同班は今年４月に新たに組織され、県外派遣は初めてとなる。

　報告を受けた重久真毅警備部長は「九州各県がわれわれの応援を求めている。日ごろの訓練の成果を発揮してほしい」などと訓示した。班長を務める國仲秀樹警部補（３６）は「まず何よりも被災者の方々を第一に考え、安全に配慮しながら活動に当たりたい」と話した。隊員らは８日朝に福岡県に向かい、福岡県警朝倉署の指揮下で救助活動に当たる。