開票作業に手間取る 67人、候補者多く難航 那覇市議選


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那覇市議選の開票作業が続く那覇市民体育館=9日午後11時19分

 城間幹子市政が誕生して初の市議選を迎えた那覇市選挙管理委員会。那覇市民体育館では選管職員らによる開票作業が続いているが、案分票の処理に手間取り、最終確定は10日午前2時を回った。開票作業の様子をやきもきした様子で見守る陣営関係者の姿もみられた。

 市選管は当初、作業が順調に進めば10日午前0時ごろまでに大勢が判明し、同1時ごろにまでには開票作業は終了すると説明していた。しかし、候補者に「金城」「上原」「翁長」などの同姓が複数いたため、案分票の処理に時間を要した。

 各選挙事務所で待つ候補者や支援者も開票作業の遅れにしびれを切らしている様子だった。

 市選管関係者によると、機器の故障などトラブルなどは発生していない。

 選管職員は「立候補者が多いことや、名前が同じ候補者が多い。手での仕分け作業に時間がかかっている」と漏らし、足早に作業へと向かっていった。