【中国時報】中国史の学習量減へ 高校歴史科を大改革


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 国家教育研究院は5日、「12年国教社会領域課綱草案」を交付した。これは主に学校での学習内容を定めるもの。最も注目されているのは高校の歴史科の大改革である。

 主なものは、学習量としては現行の8単位必修を6単位にし、中国史を1・5冊から1冊に減らす。内容面では歴代王朝の編年史を改め、東アジア史の枠組みを主題ごとに提示するといったものだ。

 また「民族、性別と国家の歴史」「科学技術、環境、芸術の歴史」の分野を増やすという方向も打ち出している。

 国教院課程及教育研究センターの洪詠善主任は、草案は大きな方向性を示すのみで、細部は今後、話し合うことになるとした。また、改革案は政治的な議論が避けられないとみられている。