本土から3年前に西表島に移り住んだ吹抜さんご夫妻。100キロオーバーのカンナギを狙おうと年に2回、与那国島に遠征。しかし、釣れるのは20~30キロ級ばかりで、カンナギとしては大きくないサイズしか釣れなかった。
今年も大物を狙って7月5、6日の2日間、久部良漁港から太郎丸で出船。2時間ほどかけて与那国沖の水深350メートルのポイントに到着。まずは餌となるアカムロを釣って、それを餌に大物仕掛けを下ろした。
これまでは潮の流れが速かったポイントだったが、この日は流れがほとんどなかった。これまでとは違う潮に、今回は大物が釣れると予測したご主人の読み通り、正午頃に奥さんの竿(さお)にアタリがあった。すぐに電動リールのスイッチを押し巻き上げたが針掛かりしなかった。
10メートルほど巻き上げて、再び仕掛けを下ろすと今度はしっかりと針に掛かった。超大物を想定したタックルだったので、15分ほどであっさり浮いたのは目標を6キロ上回る106キロのカンナギ。その後も20キロを釣り、翌日も15キロと35キロを釣り上げた。まだまだ大物が潜んでいることを知った吹抜夫妻の与那国通いは止められそうにない。
太郎丸(電話)090(1917)0325。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)