7月10日、海邦丸5世はグアムの南西沖を航行中です。9日からマグロ操業が始まっており、僕たちの班はトップバッターでした。
早朝6時から3時間ほどかけて約75キロ、糸満から今帰仁に相当する距離の仕掛けを投縄します。そして午後4時から仕掛けを巻き上げる“揚げ縄”を始めますが、フィリピン沖は夕方でも気温30度を超える暑さでとても大変です。しかし、マグロ見たさに皆の顔はやる気で満ちあふれていました。
皆頑張っていましたが、開始から2時間、3時間たっても一向に本命の大きなマグロは揚がってきません。揚がってくるのはサメやエイ、カツオなど小さな魚ばかりです。結局この日は小さな魚しか釣れず不漁でしたが、漁業は自然を相手にする仕事なのでその大変さが身に染みました。
僕たちの班は、あと2回操業があるので大漁を願いつつ最後まで気を緩めず、安全に楽しく操業ができるように頑張ります。(おわり)
海邦丸5世は18日に帰沖します。