喜友名、個人形2連覇 空手アジア選手権


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 空手のアジア選手権最終日は16日、カザフスタンのアスタナで行われ、世界選手権2冠の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が男子個人形で頂点に立った。団体形でも男子日本代表の喜友名、金城新、上村拓也(劉衛流龍鳳会)が優勝するなど、喜友名は個人と団体で2冠と連覇を達成した。

 日本勢は8種目で優勝した。女子個人形は北海道出身で、現在は県内で喜友名らと稽古を続ける岩本衣美里が初出場で初優勝した。団体形は女子も頂点に立った。昨年の世界選手権を制した植草歩(高栄警備保障)が女子個人組手68キロ超級を制した。

 個人形1回戦シードの喜友名は、2回戦のカザフスタン戦のスーパーリンペイで4―1と1ポイントを落とすも、3回戦マレーシア戦のアーナン、準決勝ウズベキスタン戦のチャタンヤラクーサンクー、決勝インドネシア戦のアーナンダイは5―0と完勝した。

 団体形2回戦から出場の喜友名、金城、上村は全試合5―0と圧倒。2回戦マレーシア戦のスーパーリンペイ、準決勝香港戦のチャタンヤラクーサンクー、決勝イランを相手にしたアーナンなど、すべてで力の差を見せつけた。