【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で19日午前、シュワブ沿岸の「K9護岸」工事現場では網に入れてブロック状に固めた砕石をクレーンで護岸の根元付近に積む作業が行われた。工事を監視する市民によると、四角に固めた砕石の設置は初めて。
辺野古崎西側の「K1護岸」予定地では午前9時ごろ、警備員や海上保安庁職員が海岸で警備している様子が確認されたが、砕石投下などの作業は見られなかった。隣接する資材搬入用道路の工事現場には午前9時ごろ、作業員の姿はなかった。海上では抗議船3隻とカヌー11艇が工事の様子を監視した。
米軍キャンプ・シュワブゲート前には約100人が座り込み、基地建設に抗議の声を上げた。午前9時前から機動隊が抗議をする人たちを排除し、砕石を積んだトラックなど約30台が基地内に入った。【琉球新報電子版】