名護市長選、自民が渡具知氏擁立へ 「市民の声、応える」


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 2018年2月の任期満了に伴い同年1月に予定される沖縄県名護市長選で、候補者選考作業を進めている自民党県連名護市支部は20日までに、名護市議の渡具知武豊氏(55)を擁立する方針を固めた。来週にも名護市内で開く候補者選考委員会(委員長・末松文信県議、44人)の幹事会で諮る。

 渡具知氏は本紙取材に「生活を向上させるために現状を変えないといけないという市民の声は多い。その思いに応えなければならないという気持ちは固まっているが家族や周囲にも相談したい」と話した。自民党県連関係者は「地元がまとまれば県連としても全力で支える」と述べた。

 渡具知氏は1961年8月12日、名護市許田生まれ。第一経済大卒。98年名護市議選に初当選。現在5期目で、今年4月から自民会派「礎之会」会長。

 選考委は当初、経済界や市議などから他薦された11人を中心に選考したが難航した。6月30日に北部地区医師会副会長の宮里達也氏(66)に出馬要請したが宮里氏が辞退。渡具知氏は選考委副委員長で11人には含まれていないが、当初から出馬を望む声が出ていた。

 一方、現職の稲嶺進氏(72)は3選目へ出馬するとみられるが明言を避けている。