なぜ那覇にサキシママダラ? 先島に生息、コンテナ混入か


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サキシママダラとみられるヘビ=18日、那覇市港町、琉球新報開発の山城淳さん提供

 貨物船でにぎわう那覇港新港ふ頭(那覇市港町)近くで18日、見慣れないヘビが死んでいるのが見つかった。沖縄本島には生息しない「サキシママダラ」とみられ、専門家は「コンテナに紛れ込んできたのでは」と推測する。

 ヘビの写真を確認した沖縄こどもの国の学芸員藤根誠道さんによると、サキシママダラは毒はなく、先島諸島に生息し、茶色のまだら模様が特徴。皮が乾燥し、やせていることから「本島に渡って、死んだのではないか」と話した。

 発見した会社員の比嘉利康さん(52)によると、18日昼前、車道の脇にヘビがいた。同僚らも珍しい姿に驚いていたという。「道に迷っているうちに、暑さでやられてしまったのかな」と想像を巡らせた。