生コン車など50台がゲート内に 辺野古新基地建設


この記事を書いた人 松永 勝利
機動隊によってゲート前から排除される市民21日午前9時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、コンクリートミキサー車約12台を含む工事車両50台が21日午前9時ごろ、米軍キャンプ・シュワブゲート内に入った。その際、ゲート前に座り込む市民ら約20人が機動隊に排除された。
 現在は福岡県で暮らしている仲村渠政彦さん(68)は福岡でアルバイトをして資金をためて来県し、抗議活動に参加している。「正直、大変だが、基地が押し付けられている沖縄の現状を変えるため、抗議活動に参加している」と話す。
 沖縄の現状について「これまで名護市長選や国政選挙、知事選など、新基地建設反対を公約に掲げた候補が当選している。しかし日本政府は工事を強硬に進めている。日本政府のやり方は間違っている。現場で意思表示をしながら、翁長雄志知事を支えたい」と強調した。
 シュワブ内の北側工事現場「K9護岸」では、作業員が袋に入った砕石を陸上部分に並べる作業をした。新基地建設に反対する市民は抗議船3隻、カヌー約10艇で抗議している。【琉球新報電子版】