観光収入7500億目標 本年度ビジットおきなわ計画 入域客は950万人


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 沖縄県文化観光スポーツ部は21日、入域観光客を前年度比8・3%増の950万人などとする2017年度ビジットおきなわ計画を発表した。他の目標値は観光収入を13・6%増の7504億円、平均滞在日数を0・17日増の3・88日とした。誘客戦略として航空会社への路線開設の働き掛けやMICE(国際会議や企業の報奨旅行など)の誘致などを強化する。

 平均滞在日数のうち国内観光客は前年度比0・16日増の3・94日、空路外国人客は0・79日増の5・50日に設定。観光客1人当たりの消費額は前年度比4・9%増の7万9千円とした。国内観光客は3・0%増の7万7千円、空路外国人客は19・3%増の11万7千円、海路外国人客は1・0%増の3万4千円とした。

 目標達成のため、タイなど東南アジアを中心に路線開設やチャーター便誘致を続ける。沖縄空手会館を活用した沖縄伝統の文化発信にも力を入れる。空手愛好家の受け入れも強化する。

 17年度はクルーズ船寄港が500回を超えることが確実で、前年度の387回から大幅増が見込まれている。空路も台湾路線を定期便にするよう航空会社に働き掛けるなど、海外路線を中心に誘致を続けている。