軽便与那原駅舎資料館 入館2万人達成 「まぁる学童」に特大切符


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
入館者2万人目となった「まぁる学童」の児童に花束を贈る照屋勉副町長(右)=15日、与那原町の軽便与那原駅舎展示資料館

 【与那原】与那原町の軽便与那原駅舎展示資料館が15日、入館者2万人を達成した。2万人目となったのは、町内の「まぁる学童」(屋比久純子代表)の5人と指導員ら。照屋勉副町長から特大の記念切符と花束が贈られ、子どもたちは大喜びだった。

 照屋副町長は「リピーターとして二度三度訪れ、与那原の歴史を深く勉強してほしい」とあいさつした。

 まぁる学童の児童らは、同日行われた特別企画の紙芝居を見に訪れた。屋比久達輝指導員(28)は「子どもたちも楽しんでいるので、ぜひどんどん企画をやってほしい」と語った。永山琉志君(8)=与那原小2年=は「2万人目はちょっとうれしい。駅舎は2、3回目。戦争のことが勉強になる」と話した。

 軽便与那原駅舎は、1914年に那覇―与那原間に沖縄初の軽便鉄道として開通した。駅舎は沖縄戦で被害を受けたが9本の柱とレールの一部が残った。2015年に町立軽便与那原駅舎展示資料館として駅舎が復元され、今年、国の登録記念物(遺跡関係)に登録が決まった。