炎上に乗らないで モバイルプリンスの知っとくto得トーク[17]


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モバイルプリンス

 

インターネットに過激なことを書き込むと、多くの人から「何を書いているんだ!」「ふざけるな!」って、大騒ぎになり寄ってたかってたたかれる。

このことを「炎上」と言うんだ。

これらの書き込みはずっとネット上に残るんだよね。

 

怖いですよね。

 

モバイルプリンス

 

見た人が怒るようなことをネットに書いたり載せたりするのも問題なんだけど、それをずっと非難する人たちも考えなければいけないね。

今「ソーシャルジャスティスウォリアー」という言葉がひそかに話題になっているよ。

日本語に直すとソーシャルはネット社会、ジャスティスは正義、ウォリアーは戦士だから「ネットで活動する正義の味方」って意味だね。

 

ヒーローみたいでかっこいいですね!

 

モバイルプリンス

 

カッコよく聞こえるんだけど...実は悪い意味として使われているんだ。

正義を振りかざし、やりたい放題やる人ということだよ。

 


イラスト・小谷茶(コタニティー)

モバイルプリンス

 

正義感を持って、悪いことを正す行動は気持ちいい。

炎上するような問題があるサイトに対して「間違っているからやっつけてやる」って、正しいと思う自分の意見をぶつける。正義の戦いをしている気分になる。

でも、気持ちよさに酔ってしまうと、今度は違う問題が発生するんだよ。

 

どうなるんですか?

 

モバイルプリンス

 

ちょっとした悪さで炎上した人をみんなで殴りつけると、今度は「やり過ぎ」になるんだ。

あまりに多くの人から強い言葉で責められると、場合によって、その人は追い詰められて死んでしまうかもしれない。

正義の行動はいいことをしていると思うから、ブレーキがかかりにくい。

みんなもネットで炎上している人を見かけたら、自分がソーシャルジャスティスウォリアーにならないように注意が必要だね。

【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/