ヘリパッド騒音 初調査 防衛局 高江住民、被害訴え


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 【ヘリパッド取材班】沖縄防衛局は26日、東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場で今月から運用が始まったヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)に離発着する米軍機の飛行ルートや騒音の調査を初めて実施した。

 防衛局の職員は高江小学校の屋上から目視で米軍機の飛行ルートを確認した。東村高江のN4、国頭村安波のN1、H、G地区の六つのヘリパッドは垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをはじめとする米軍機が離発着訓練を繰り返しており、ヘリパッドに囲まれた高江集落の住民は騒音被害を訴えている。高江区の仲嶺久美子区長によると25日は午後10時半以降もオスプレイが集落上空を飛んでいた。仲嶺区長は「夜中まで飛ぶと目が覚めてしまう。集落の上空を飛んでいるかどうかは、しっかり確認してほしい」と求めた。調査は午後5時ごろまで実施された。