米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、コンクリートミキサー車8台、砕石を積んだトラック32台を含む約40台の工事車両が28日午前9時ごろ、米軍キャンプ・シュワブゲート内に入った。その際、ゲート前に座り込む市民ら約10人が機動隊に排除された。
一方、シュワブ内の辺野古崎先端西側の「N5護岸」建設予定地付近で砕石や砂利などを敷くなど、27日に実施された同じ作業が続いている。また「K1護岸」予定地西側付近では袋詰めされた砕石が投下された。資材搬入路の整備と見られる。
那覇市から足を運んだ照屋幸子さん(64)は「新たな護岸工事が始まったが、諦めずに1日でも多く座り込みに参加したい。1分1秒でも工事を遅らせることができたら、工事を止められると思う」と話した。【琉球新報電子版】