勝連城、二の曲輪再現 南原小児童 縦9メートル、横23メートルの絵塗る


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 牧門実行委員長は「第2弾は、1弾から改良を加え勝連城跡全体を使って、当時の様子を再現する。ぜひ期待して楽しみにしていてほしい」と、30日の除幕式に向け意気込んだ。

 【うるま】世界遺産勝連城跡の再興を図る「勝連城跡復活プロジェクト」(同実行委員会主催)第2弾が始動している。1月に実施された「一の曲輪(くるわ)」再現プロジェクトに引き続き、「二の曲輪」の再現に取り組んでおり、19日、市立南原小学校の児童たちが、勝連城内の二の曲輪にあったとされる城の絵に塗り絵を施した。30日には「阿麻和利 出陣祭」と銘打ち、縦9メートル、横23メートルの完成した絵の除幕、点灯式が開かれる。

 「勝連城跡復活プロジェクト」は、市勝連南風原地域の住民や児童、事業に賛同する事業者などが協力し、2016年度から取り組みを始めた。実行委員長を務める南風原自治会の牧門司会長は「前回の反響が大きくて『またやらないの?』という声もあり、第2弾の開催になった」と話す。

 曲輪は、城内の区域のこと。再現プロジェクトでは曲輪にあったとされる城を絵で再現している。

 19日、二の曲輪にあったとされる城のイメージ図が南原小学校体育館に運ばれ、同校児童たちが一生懸命に絵を塗る作業が実施された。

 30日には、二の曲輪にあったとされる城の再現のほか、南原幼稚園、小学校各組の児童が作った「クラス旗」計26旗が城跡周辺に掲げられる。